iCloud+ 2TB以上で利用可能になるApple Intelligence新機能

Appleが2026年8月11日(米国時間)にMacRumorsを通じて発表した情報によると、iOS 27より、iCloud+の2TB以上のストレージプランを契約しているiPhoneユーザー向けに、HomeアプリでのApple Intelligence機能が拡張されます(出典)。これは、特にHomeKit Secure Videoの利用者に大きなメリットをもたらす変更です。

iCloud+の2TB以上のプラン契約者は、iOS 27からHomeアプリでApple Intelligenceによる3つの新機能を利用できます。

具体的には、以下の3つの新機能が追加されます。

  • HomeKit Secure Videoカメラの生成動画説明: AIがカメラで撮影された動画の内容を自動で要約し、説明を生成します。
  • カメラクリップの検索機能: 特定のイベントやオブジェクトを含むクリップを、より効率的に検索できるようになります。
  • 注目クリップの自動表示: 重要と思われるクリップをAIが自動で選出し、ユーザーに提示します。

これらの機能は、サーバーサイドで高度なAIモデルが稼働することで実現されており、Appleは「強力なサーバーモデルに依存するため」に、利用を上位のiCloud+プランに限定していると説明しています。これは、AI処理にかかるコストを、サービス利用料として回収するビジネスモデルの一環と言えるでしょう。私自身もLLMをローカルで動かしたり、クラウドAPIを利用したりしていますが、推論コストは決して無視できない要素なので、この判断は理解できます。

既存プランと新機能の対応状況

Stephen Robles氏の報告によると、iOS 27のデベロッパーベータ5では、HomeKit Secure Videoカメラの生成動画要約機能が利用可能なカメラ台数が表示されるようになったとのことです。Robles氏は合計8TBのiCloud+ストレージ(Apple Oneからの2TBを含む6TB+2TB)を契約しており、最大15台のカメラで動画要約が利用可能だったと報告しています(出典)。

さらに、Robles氏が共有したスクリーンショットからは、最大12TBのiCloud+プランにアップグレードした場合、さらに多くのカメラが対応可能になる可能性が示唆されています。詳細な対応台数は今後発表される見込みです。

iCloud+ ストレージプラン HomeKit Secure Video カメラ要約機能の利用台数(Robles氏の報告)
2TB 複数台(具体的な数値は不明)
8TB(6TB+2TB) 最大15台
12TB さらに多くの台数に対応する可能性あり

その他のApple Intelligence機能への影響

Appleは、Image Playgroundアプリでの画像生成など、他のApple Intelligence機能に関しても、一部のiCloud+プランで1日の利用制限が緩和されることを明らかにしています(出典)。具体的な制限緩和の詳細はまだ公表されていませんが、iOS 27が9月にベータ版を終える頃には明らかになるものと思われます。この動向は、AIを活用したクリエイティブな活動を行うエンジニアやデザイナーの方にとって、非常に重要な情報だと感じます。

これは、AI機能をフル活用したいユーザーにとって、より高額なiCloud+プランへのアップグレードを促す戦略だと考えられます。高機能なAIはコストがかかるため、クラウドベンダーとしては当然の動きではないでしょうか。開発者としては、自分のプロダクトにAIを組み込む際の料金体系の参考にもなります。

iOS 27の他の注目点

iOS 27では、他にもいくつかの注目すべき新機能が導入されています。SiriはAIによってウェブ検索や個人情報へのアクセス、画面上のコンテンツ理解能力が向上し、より高性能なバージョンとなっています(出典)。

また、電話アプリでは、通話中に友人の誕生日を花火のアニメーションで知らせる機能も追加されました。ささやかな機能ですが、ユーザー体験を向上させる細やかな配慮だと感じます(出典)。

さらに、iOS 27のベータ版のコードからは、未発表の6つのiPhoneモデル(iPhone Air 2、iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Maxなど)に関する情報も見つかっており、今後のApple製品のロードマップを示唆しています(出典)。