記録的な売上高と利益成長—主要プロダクトが牽引

Appleが2026年第3四半期に発表した決算は、売上高1,094億ドル、純利益298億ドルと、両方で過去最高の6月期記録を更新しました(出典)。これは前年同期の売上高940億ドル、純利益234億ドルと比較して、売上高が約16%増、純利益が約27%増という目覚ましい成長です。1株あたりの利益(EPS)も2.02ドルと、前年同期の1.57ドルから大きく伸長しています。

「本日、Appleは過去最高の6月期決算を報告できることを誇りに思います。iPhone、Mac、サービスにおいて、すべての地域セグメントで二桁の収益成長を達成しました。」

CEOのティム・クック氏もこのように述べており、特にiPhone、Mac、サービスの3部門が、今回の記録的な業績を牽引した形です。総粗利率も前年同期の46.5%から50.1%へと改善しており、収益性の高さを示しています。

プロダクト別・地域別の詳細な売上分析

今回の決算では、各プロダクトカテゴリーと地域セグメントにおける詳細な売上データが公開されました。特にMacの売上は前年同期比で28.7%増と突出しており、iPhoneも21.7%増、サービス部門も12.1%増と堅調に成長しています。

ウェアラブル・ホーム・アクセサリー部門も6.5%増と安定した伸びを見せました。しかし、iPad部門だけは5.9%の減少を記録しており、唯一のマイナス成長となりました(出典)。

カテゴリー 前年同期比成長率
Mac +28.7%
iPhone +21.7%
サービス +12.1%
ウェアラブル・ホーム・アクセサリー +6.5%
iPad -5.9%

地域別に見ると、ヨーロッパと中華圏がそれぞれ22.4%の増加、日本が13.4%増、アメリカが11.1%増、そして中華圏と日本を除くアジア太平洋地域が15.6%増と、すべての地域で二桁成長を達成している点が注目されます(出典)。グローバルでのバランスの取れた成長は、非常に力強いと感じます。

研究開発費の増加とAIへの投資

今回の決算発表では、研究開発(R&D)費が過去最高の117.3億ドルに達したことも報告されています(出典)。これは前年同期比で32%増であり、Appleがイノベーションへの投資を加速していることを明確に示しています。

特にTim Cook CEOは、R&D費の増加がAppleのAI投資に関連していることを示唆しました。WWDC26で発表された「Siri AI」など、AppleはAI分野に力を入れている印象が強いです。

「当社の設備投資の増加は、AI投資がAppleの通常の製品ロードマップ投資に段階的に加えられていることを意味します。」

CFOのKevan Parekh氏は、AIへの支出が既存の製品ロードマップに「 incrementally layered(段階的に重ねられている) 」と説明しており、これは非常に興味深い動きです。私が普段使っているClaude Codeのように、AIを活用した開発ツールは日々進化しています。Appleがどのように自社の強みとAIを融合させていくのか、今後の動向から目が離せません。

この巨額のR&D投資が、どのような画期的な技術やサービスとなって市場に現れるのか、開発者として非常に期待しています。特に、私が注力しているローカルLLMの分野で、Apple Silicon搭載デバイスがどのような進化を遂げるのか、その点が気になります。