macOS Golden Gate ベータ4の主な新機能とデザイン変更点
Appleが2026年7月20日に公開したmacOS Golden Gate ベータ4では、機能面とデザイン面の両方で重要なアップデートが含まれています。特に、Liquid Glassの透明度向上やウィンドウのシャドウ変更など、視覚的な使いやすさが向上している点が目立ちます。
アプリのツールバーが統一され、サイドバーはエッジ・トゥ・エッジに拡張されるなど、全体的にモダンで洗練された印象を受けますね。メニューバーのアイコンが削減されたのも、すっきりとしたUIを好むユーザーには嬉しい変更だと感じます。
Liquid Glassの不透明度改善、透明度を制御するスライダー、シャドウ変更によるアクティブウィンドウの識別性向上など、デザイン面で多くの改良が施されています。
開発者の方は、「システム設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」からダウンロードできます。ベータアップデートを有効にし、無料の開発者アカウントが必要です。
飛躍的に進化を遂げた「Siri AI」とその他のAI機能
今回のアップデートの目玉は、間違いなく「Siri」のAI化でしょう。従来のSiriが「Siri AI」へと進化し、チャットボット形式のアシスタントとして登場しました。
これはかなり衝撃的なニュースです。一般的な知識とユーザーの個人データ、さらには画面上の情報を組み合わせて質問に答える能力は、まさに開発者にとって待ち望んでいた機能ではないでしょうか。
Siri AIはSpotlightに統合され、新しい「検索または質問」インターフェースを通じて利用できます。また、専用のSiriアプリも提供され、Siriとのチャットや過去の会話履歴の確認が可能です。新しいMacでは、Siriのカスタムボイス設定も可能で、個人のペースや表現に合わせた調整ができるとのことです。
| 機能 | 旧Siri | Siri AI (Golden Gate) |
|---|---|---|
| インターフェース | 音声コマンド主体 | チャットボット形式、Spotlight統合 |
| 知識源 | 基本的な情報、限定的な個人データ | 一般知識 + 個人データ + 画面認識 |
| カスタムボイス | なし | 新しいMacで可能(ペース、表現調整) |
| 連携機能 | 限定的 | Visual Intelligence (画面認識), Write with Siri (テキスト生成/フィードバック) |
Siri AIは、一般的な世界知識、個人データ、画面認識を組み合わせ、質問に答えたり情報を見つけたりできるチャットボットスタイルのアシスタントへと変貌しました。(出典)
さらに、PhotosアプリにはAI画像編集ツールが搭載され、SafariにはAIタブ整理機能が追加されています。パスワードアプリではAIを使って弱いパスワードを自動更新するオプションが提供され、Image Playgroundアプリはフォトリアリスティックな画像を生成できるようリニューアルされています。
ローカルLLMやStable Diffusionを普段動かしている身としては、これらのAI機能がどの程度ローカルで処理されるのか、あるいはクラウドとの連携がどのようになっているのか、非常に気になるところですね。特にVisual IntelligenceがMac上で動くとなると、マルチモーダルAIの活用がより身近になる気がします。
個人的な所感ですが、AppleがこれだけAIに注力していると、AIを活用した個人プロダクトを開発する上での選択肢が大きく広がりそうです。特にSiri AIのAPIがもし公開されるなら、自分のアプリに組み込んでみたい機能が山ほどあります。これからのAppleのAI戦略には目が離せません。
その他のOSアップデート動向
macOS Golden Gate (macOS 27) のベータ版が進行する一方で、Appleは既存のOSバージョンであるmacOS 26.6のリリース候補版 (RC) も同時に提供しています(出典)。RC版は、正式リリース前の最終段階のビルドであり、バグ修正やパフォーマンス改善に重点が置かれています。macOS 26.6 RCは、macOS 27 Golden Gateへのアップグレードに備えてSpotlightインデックスを最適化する機能が含まれている可能性も指摘されています(出典)。
また、iOS 26.6、iPadOS 26.6、watchOS 26.6などのRC版も提供されており、Appleは今秋の主要OSアップデートに向けて、現行バージョンの安定化も図っていることがわかります(出典)。各OSのバージョンアップが同時に進むことで、エコシステム全体の連携がよりスムーズになることを期待しています。