シリーズBで6500万ドル、累計8800万ドルに
Ollamaは2026年7月9日、Theory Venturesが主導するシリーズBラウンドで6500万ドルを調達したと発表しました。既存投資家のBenchmark・8VC・Y Combinator・Pace Capital・49 Palms・GTMFundに加え、エンジェル投資家としてDocker創業者のSolomon Hykes氏らも参加しています。これにより累計調達額は8800万ドルに達しました(出典)。
月間アクティブ開発者数は890万人——2026年1月からわずか半年で2倍に増加した。
週100万件の新規インストール、Fortune 500の85%で利用
OllamaはJeffrey Morgan氏とMichael Chiang氏が創業し、開発者がオープンウェイトのAIモデルをローカルハードウェア上で検索・ダウンロード・実行できるソフトウェアです。単一コマンドで動かせる手軽さが特徴で、GitHubスター数は17万6000を超え、コミュニティ製の連携ツールは6万7000件に達しています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 月間アクティブ開発者数 | 890万人(2026年1月比2倍) |
| 運営チーム規模 | 14人 |
| 週間新規インストール数 | 約100万件 |
| Fortune 500企業での利用率 | 85%(ヘルスケア・金融・政府機関など) |
| GitHubスター数 | 17万6000超 |
| コミュニティ連携数 | 6万7000件 |
(出典)
わずか14人のチームでこの規模を支えているという数字には、正直かなり驚かされます。
ハードウェア・モデル両陣営との提携で「動くこと」を保証
OllamaはNVIDIA・AMD・Intel・Qualcommといったハードウェアメーカーと、Meta・DeepMind・Mistral・DeepSeekといったAIモデル開発元の双方と配布提携を結んでおり、新モデルのリリースと同時に対応できる体制を整えています。
無料デスクトップ版はそのまま、大型モデル向けにGPU時間課金のクラウドを新設
デスクトップソフト自体は引き続き無料で提供されます。一方、ローカルハードウェアの容量を超える大型モデルを扱うため、月額最大100ドルのハイブリッドクラウドワークスペースを用意しました。OpenAIなどのプロプライエタリAI API事業者に多いトークン課金制ではなく、実際に使用したGPU計算時間で課金する方式を採用している点が特徴です(出典)。
自宅のRTX 3090でローカルLLMを動かしている身としては、この「トークンではなくGPU時間で課金」という設計は素直に良いと感じます。手元のVRAMに収まらない大きめのモデルを試したいときの選択肢として、今後試してみたいところです。